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2010年8月 10句

JUGEMテーマ:俳句
 
 
黒雲の顕れて首都慌し
   
スコールや客待ちのモト四散せり  モト…バイクタクシー
 
スコールを逃れて狭き軒の下
 
スコール止みぴかぴかの街再始動
 
白人の雨具可笑しきバス乗り場
 
止みし雨再び降りて紊る街
 
スコールの日除けに当たり横っとび
 
見物を終えスコールの中に入る
 
全大気飽和超えたるごとき雨
 
スコールを喜ぶ子らに入りぬかな
 

2010年7月 9句

JUGEMテーマ:俳句
 
嘔吐して故郷の匂い無きに唾吐く
 
臥し床に梅漬けたよと報せ来る
 
陶房はえごの花など咲く頃や
 
朝涼や小舟僅かに陽を紊す
 
暁の舟黒々と雨季に入る
 
日を囲み虹の後光や顕るる
 
シェムリ・アップ行3句
夕涼しプサーの娘らにからかわれ (プサー=市場)
 
クメール陶の指跡深し汗踊る (クメール陶=10〜12世紀のカンボジア陶器)
 
暁の雲肉色のバライかな (バライ=アンコール・ワット遺跡群の貯水池)
 
 

2010年6月 10句

JUGEMテーマ:俳句

火炎樹の花は日を浴びちぎれ雲
  
緑陰の道駆け抜けて椰子の原
  
丼一杯の甘き煮バナナ酷暑かな

スコールの後に月ある椰子の原

雲の峰尾根を押さえて成層圏
 
山麓の牛草を食む雲の峰
 
投網打つ舟スコールに呑み込まる

マングローブの川面に逆さ入道雲
 
マングローブの実地に刺さり世の変わる

陸路なき漁村の朝や入道雲

2010年5月 10句

JUGEMテーマ:俳句

婚礼の音高らかに雨季隣

窓枠を外れて朧月おぼろ

熱帯夜みぞおち深くまくら抱く

ユーミンの途切れて仮の部屋暑し

霞散らして青山映せ窓の月

(寺院大祭にて三句)
手足無き人や祭の渦の中

物乞いに奇形を曝す子の呼吸

雑踏と経と夜店と物乞いと

炎帝の沈みて村の闇深し

燭動き闇となりけり守宮鳴く
 

2010年4月 10句

JUGEMテーマ:俳句
 
門々に呪(まじな)い人形風乾く
 
炎昼を凌ぎ息つく午後三時
 
小屋のごと薪積み上げて雨季を待つ

我一人遅れておりぬ雨季備え
 
カーテンに孕む風よき午睡かな
 
蓮池に虚子忌覚えし蛍かな
 
極暑中ブログにありぬ花便り
 
南吹く椰子の葉影に土漉さば
 
呪いの人形崩れゆく四月
 
悉くチョール・チュナムに向かう国 (チョ−ル・チュナム=クメール新年4/14)

2010年3月 10句

JUGEMテーマ:俳句

陶房の窓に居並ぶ子ら夏へ
 
パソコンの壊れて遠き雪の家
 
山際の宙の深さよ水路涸る

色失せし道は続くよ月涼し

大西日牛車操る子の真顔
 
大西日煙立ちのぼる厨かな
 
冷奴喉越し良しや和食店
 
送り来て口数多き熱帯夜
 
送り来てテレビに冬の日本かな
 
暑き陶房に忘らる和手拭
 

2010年2月 10句

JUGEMテーマ:俳句

短日や灯ひとつの雑貨店

吊られたるバナナ購う夕焼雲(ゆやけぐも)

暮れ早し子を打ち据えし母の声

自転車が行く山ほどの刈り草載せ

乾風や土には土の理由ありぬ


シェム・リアップ行5句

クメール語話さぬ街を歩みけり

寺の奥クメール陶の棚暗し

陸見えぬ湖南下せり冬日差す

航跡の東へ寄りぬ冬の湖

何処より漕ぎ来たりしや
夫婦舟

2010年1月 10句

JUGEMテーマ:俳句

蝙蝠の群れ居し椰子の葉陰かな
 
脱穀機高々と藁舞い上げり
 
オリオンの寝るほど傾く家路かな
 
邦人の集いて涼し聖夜かな
 
新年の賀詞述ぶ後の時差わすら
 
扇風機と好古伴に去年今年
 
心まで掏られし野外コンサート
 
陶房の仕度整い大西日
 
春菊のスープ飲み干す夕餉かな
 
暑気払い僕は練乳入り珈琲

2009年12月 10句

JUGEMテーマ:俳句
 
11月22日祖国離れて根無草
 
多国語聞こゆホテルの階段夜涼し
 
冬型の天気図遠き暑さかな
 
風薫る待ち人の来ぬロビーかな
 
炎昼や首都に行き交う人少な
 
懐かしき人や融けゆく氷かな
 
稲刈りの女のクロマー色褪せし
(クロマー=頭や首に巻く伝統的汎用布)

泥鰌捕り少年顔上げぬまま返事せり
 
一列に並び刈りゆく稲穂かな
 
新藁を牛車高々積みゆけり

2009年 二回目渡航二十四句

JUGEMテーマ:俳句

緑陰やハンモックに子の抱かるる

解放の日や主なき牛何処へ

宵闇に物乞う老婆眼の白き

牛の糞度々有れば踏みゆけり

バクダンに集まる子らや夕焼くる…(“バクダン” 米菓子)

馬車ぱかぱか牛車ぽくぽく赤い道

仄暗き食卓の上満天の星

コックンコックン井戸水汲みて炊事かな

子らが来て榎の実鉄砲狙い撃ち

身の丈に合わぬ自転車少女過ぐ

牛糞に鶏養わる世話もなし

緑陰の荷馬賢しや主待つ

停電に燭点したる夕餉かな

明かり無き村は日暮れて眠り入る

田は刈られ涯まで椰子と空の青

椰子砂糖煮詰めし村に入りぬかな

陽は遙か越南の地を上り来ぬ

見よ国旗真中石の民の誇り

水汲みの少年ようやくに笑う

井戸に来る子ら忽ちに丸裸

もの溢る春の国より木偶坊

貧しくも母よこの子を売るなかれ

丘の上顔剥ぎ盗らるアプサラー

千年も動かぬ石の背に熱し


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